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技術者コラム

 

ワインディングマシン (2007/2/28)

「ワインディングマシン」って何?
知らない方も多いと思いますが、これは自動巻き式の機械式時計のゼンマイを自動で巻いてくれる機械の名前です。といっても、「機械にセットすると数十秒でゼンマイを巻き上げます」というような代物でありません。時計を回転させたり、揺らしたりすることでローターを回転させ、結果、自動巻き機構を働かせることでゼンマイを巻き上げていくというもの。当然、長時間セットしておかなければなりません。「腕からはずしておくときはワインディングマシンにセットしておく」という使い方が一般的です。
最近は時計販売店だけでなく、インターネットを通じて手軽に入手することができることや、雑誌などでも取り上げられることがあるので、お客様からも、「ワインディングマシンは必要ですか?」といった質問はよくいただきます。様々な情報が溢れており、ワインディングマシンに対する誤解も多くあるようです。今回はワインディングマシンにまつわる話をしてみましょう。

「ワインディングマシンのメリット」
ワインディングマシンの質問と一緒にいただくものに、「時計は止めないほうが良いのでしょうか?」といったものがあります。「時計は止めておくと内部の油が固まってしまう」という心配を抱いている方が多いのです。確かに油は時間とともに酸化などの影響で硬くなってきます。キッチン周りの油汚れなどを想像していただければ、どんなものかお分かりになると思います。しかし、定期的なオーバーホールを行い、新しい油を注し直すことをしていれば、長期間時計を止めておいたことが原因で故障が起こることは稀だと考えられます。ですから、使用しないときは時計を止めておいても構いません。