STUDIO BREITLING

 
 

技術者コラム

 

暦の話(2月が28日で終わるのは?)(2009/2/27)

こんにちは、スタジオ・ブライトリングの黒田剛志です。

もうすぐ2月も終わり、3月になります。「ついこのまえ新年を迎えたと思ったらもう2ヶ月も過ぎてしまった」とお嘆きの方もいるのでは。

ところで、前回のコラムでご紹介したブライトリング19ムーブメント。このムーブメントを搭載した時計は、2月28日に大仕事が待っています。ちょうど2月28日の夜から3月1日の明け方にかけて、日付を4日分送るという離れ業をするのです。こんなことは年に1回、2月だけです。前回ご紹介したように、この仕事がうまくいくのも繊細で正確な調整のたまものなのです。

しかし、いったいどうして28日までしかないのでしょう?現在、日本を含め多くの国で採用されている暦は「グレゴリオ暦」と言います。もちろんブライトリング19や永久カレンダー機構をもつブライトリング29もこの暦を基にカレンダーが設計されています。「グレゴリオ暦」は1582年にローマ教皇・グレゴリウス13世が「ユリウス暦」を改正したもので、その起源は元を辿ればはるか昔の古代ローマにまで遡るのです。2月が28日までしかないなぞは、「グレゴリオ暦」が採用される前の古代ローマにおける暦の歴史と深く関わっています。今回は、そのいきさつをローマ暦の変遷と共にみてみましょう。