STUDIO BREITLING

 
 

技術者コラム

 

ポリッシング・トレーニング(2009/11/30)

みなさんこんにちは。スタジオ・ブライトリングのポリッシャー、竜崎慎聡です。今回はスイスでのポリッシュ・トレーニングのお話をしたいと思います。

 今から約1年前、スイス・ブライトリング本社からポリッシュのトレーニングプログラムが完成したという連絡があり、私たちのトレーニングの具体的な日程が告げられました。私は「噂では聞いていたが、いよいよ行くことになるのか」とワクワクする反面、プレッシャーも感じていました。なにしろ、これまでスイス・ブライトリング社では、技術トレーニングは定期的に行われてきましたが、ポリッシュでは初めてのことだからです。
 そして今年の9月21〜25日の5日間、スイスのグレンヘンにある本社にて、ポリッシュ・トレーニングを受けてきました。メンバーは私の他に大阪のポリッシャーのムスタファ・ギュル、通訳として林繁トレーナーが同行してくれました。今回私たちの指導にあたってくれたのはステファン・クオニン氏で、20代後半の新進気鋭のトレーナーです。
 トレーニング初日は、グレンヘンにある本社に着いてすぐ、各部署を案内してもらいました。どの部屋もとてもクリーンでゆとりがあり、スタッフは伸び伸びと作業しています。その中でもホモロゲーションの部屋は特殊でした。そこでは1つの時計に対して様々なテストをしており、例えばクロノマットのプッシュボタンを何回も繰り返し押し込んだり、ベゼルを延々と回し続けるマシーンなどがあり、一定回数終了時のパーツの耐久性をチェックしていました。機械が黙々と動き続ける様子を見て、何だか健気で微笑ましくも思えてきました。