STUDIO BREITLING

 
 

技術者コラム

 

注油のひみつ
(2014/4/30)

今日は時計用油についてお話させていただきます。
皆さんの中には、時計の中は油でヒタヒタに満たされているイメージをお持ちの方もいませんか?でも実は、使われている油はとても少量で、必要なところに、きめられた種類の油を使い分けて、必要な量だけが使われているんです。繊細な力で動く時計にとっては、油が抵抗にもなりうることから、多すぎる油は逆に良くないんです。
時計には外装(ケースやブレスレット)にもムーブメントにも油が使われています。

基本的には摩擦がある部分に、磨耗を抑えてスムーズに動くために用います。外装には水に強いタイプ、ムーブメントには温度変化に強く、長期間変質しにくいタイプ、さらにムーブメントの中でも、強い力がかかる部分は粘性の高いグリスのような油、軽く動かなくてはいけない部分には粘性の低いサラっとした油をというように、約6種類もの油を場所によって使い分けます。

ケースにおいては、ベゼルとかプッシャー周辺、またねじ込み式裏蓋のネジ溝などにも油をつけます。 ブレスレットのこんな部分にも油をつけるんですよ!

ムーブメントの注油はさらに繊細です。つける量が機能に大きく影響するのでブライトリング公認技術者はトレーニングでしっかりとその量を覚えます。